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内定者インタビュー
内定者インタビュー

予期せぬ人生だからこそ

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原田 悠史 Yushi Harada
大学
立命館大学
内定先
アクセンチュア
プロフィール
学内ゼミ活動

まずは一次情報を頼りに

就職活動開始から、内定承諾までどんな就活をしていましたか

就活を始めたのは、だいたい11月位からです。一応、夏にも短期インターンには数社申し込んだりしていたがあまり本腰を入れず、どちらかというと課外活動に力を入れていました。本格的に志望動機や自己分析を作り始めたのも、11月です。
就活中の動き方としては、『一次情報』を大切にして動いていましたね。この一次情報というのは自分が直接聞いた情報の事を指します。ネットからではない、生の情報です。自分で足を運んで自分の感じたこと等直接得たものを大事にしていました。そうすることで、自分の中で解釈しているからこそ頭に入る情報も多く、何よりも話すときの説得力が増します。時間がかかるけど、その部分は大切にして動いていました。

他に就職活動関連でいうと、3回生の6月から11月まで、長期インターンに類似したものとして産学連携の正課外プログラムに所属していました。ここでの経験は大きなものになりました。既存の会社をベースにして経営課題などを考えていく、という内容に対して、様々な学部の人たちが参加していたんですがなぜか経営学部がいなくて、みんなで知識を集わせて頑張っていました。 知識も何もない状態から始まって、チーム内で揉める時期もありましたが、最終的にコンペで優勝まで持って行けたので達成感はありました。そこから経営課題を解いたりするのに、興味を持ち始めました。深く考えて議論し、チームの中で一つ答えを出していくのはすごく大変でしたが、難しい問題に対して挑み、答えのないものを探すのはすごく楽しかったです。また、この一連の内容がコンサルの業務に類似したものがあり、コンサルへの興味はそこから発生してきました。


最終的に何社受けたんですか?

4社です。コンサル中心です。今考えたらすごく挑戦的だったなと思います。終わるまでの期間でみたら、かなり余裕のあるスケジュールでしたね。この間も、先ほどの『一次情報』を得るというとこを基本的に維持しながら動いていました。実は、就活意識した当初は総合商社を志望していたんです。冒険心が強い僕にとって、仕事を通して様々な事柄に触れられるのがすごく楽しそうだと思っていたんです。
ただ、そんな中で総合商社からコンサルに変わったのは、様々なITベンチャーの社長、各業界の著名な方の講演会を聞いたりしていくうちに、その中で将来的に人工知能(=AI)をロボット等の台頭によって人の仕事の大部分が代替される時代が来るのじゃないかな、というのに問題意識を強く感じました。その来るべき時代にどのように生きるかと考え始めて、そこに対応できるようになりたい、というキャリア軸が新しくできました。そしたら、今行くのは総合商社ではない、というのを感じたんです。

自分がすべきことを意識して

どのような会社選びの軸を設定されていましたか?

先ほどの軸ともう一つ、自由でオープンな社風=基本的に自分が自由な人間だからというのが前提に置いていました。
元々、凝り固まった制約が好きではないんですよ。そういった縛られない環境が良いな。年功序列などの制度的なところに縛られたくないというのがありました。あとは関連して自分のしたいこと、つまり、選択可能なキャリアを歩めるかどうか。という部分で考えると、浮かび上がる将来の事って正直予知できないものではあるじゃないですか。でもどうしてもAI・ロボットの台頭というのは切り離せないと思います。そこを考えた時に、将来自分がしたいことであったり将来自分がやりたいことを明確に見つけた時にそこに足を踏み出せる状態でいたいんです。将来については、先ほども述べた「ヒトの仕事が代替される時代」において、まずは今のテクノロジーや、その基本的な構造は理解しておかなければいけないと思います。ちなみに数字全般は弱いですが。

人の仕事が代替される時代について、もう少し具体的に考えると、AIが台頭する時代に対応できる人間とは=①運用側になる・リテラシーを持った人間になること②AI・ロボットと差別化すること。だと思っています。
この考えの基は、S・スピルバーグ監督の「A.I.」という映画を見たことが影響しています。※近未来が舞台で、AIの搭載された人間に近いロボットの男の子が主人公になっている映画。息子のいない家庭でその男の子は暮らしていたが、中盤、森に捨てられてしまい、一緒に暮らした母に会うため、また人間になるために旅に出るという話。
AI・ロボットに人間の感情を入れても、人間には追いつけない独自の境界線みたいなのが存在するのではないかと思う。人間独特の温かみや愛情など。②の部分を特に重視しており、コンサルという、理論だけに頼らないで人や組織を動かしていく仕事を通して、人間が持つ独自の能力も養うことができるのではないかと。依然と、その領域でヒトが勝つ余地が大いに存在するのではないかなと思う。

最終的な内定先への決め手は何でしたか?

いくつか内定頂いた後に社員さんの話を聞いたりして、思っていることをそのまま伝えたりした中で、やっぱり一緒に働く人が大事だと思い、その反応を重視させて頂きました。

基本的には共感してくれました。先程の①②の話に関して内定お断りした方は、①については基本該当分野じゃないという反応をされたが、内定先の方は、こころを動かすのは人間だからこそできることだと共感してくれ、同時に①が必要だという面を言ってくれたんです。会社としてのリソースもふんだんに使ってくれていいという形だったので、すごく嬉しかったです。同時に決定打になったといえますね。

授業外でこそ得られた経験

学生時代にどんなことに注力していましたか?

授業よりも、課外活動に注力していました。例えば、立命館の学部横断ゼミに参加していました。元外交官の客員教授がコーディネータになって学生に教えてくれるちょっと変わったゼミでした。2回生から3回生の時期に所属して、現在はTAとして携わっています。内容としては、基本的には講演会や、海外研修があってそれ以外にグローバルシュミレーションゲームなるものを毎月一回土日に行っていました。これは、本学の国際関係学部でもやっているようなんですけど、指定された(配役)になりきって外交交渉や政策決定をシミュレーションするゲームです。刻々と変わる状況に対して、全体の状況を俯瞰する力、そしてどのようなアクションを取るかという思考スピード力、がカギとなります。大勢の前でスピーチする機会も多いので、人前で話すのが苦手だった僕も、このゲームにはだいぶ鍛えられました(笑)。

そのゼミからメンバーを集めて、団体を創ったりもしました。端的に説明すると戦後70年だった昨年などを生かして、戦前の歴史などを日本の学生があまり知らないというのを前提にして、歴史を知ろうという団体です。高校生とワークショップをやったり、後は海外にフィールドワークを行ったりしています。

国際的なことに興味がわいた要因は何ですか?

原体験はないんですが、冒険心なるものが大きく関わってきています。昔からテレビで見たアマゾンの様子にワクワクしたり、バックパッカーとして旅をしたり、とにかく冒険心が強かったんですよね。
これらすべてが、自分の軸でもある『一次情報』を大切にする意識に繋がってきていますね。

素直に話してこそ

就活全体で意識していたことは?

自分を素直に出すことです。長期の留学をやった、高度なITスキルがある、流暢な英語を話せるなど特別な経験やスキルはないですが、そういった自分を他者に素直に伝えることと、自分の今までしてきた経験を情熱的に話すというのがすごく意識していた部分です。等身大の自分を伝えるというのを率直に伝えるようにという感じです。変に飾ったところで入社後にミスマッチが起こるわけですし、誰も得しないのではないかと思っていましたね。

他の学生との議論の場で意識したことはありますか?

特になかったといえばないですけど、大前提として、議論を進めていくという中で、みんながどう考えているのかをすごく意識して観察していました。「この人はしゃべりたそうだな」や「納得していない」雰囲気の人を察知して話を振ったりすることを意識していました。みんなが話しやすい雰囲気を作るように、あえて自分が体を張って場を和ますようには取り組んでいましたね。

具体的な将来は…

就活中にどんなことで悩まれましたか?

就活を始めた当初に、具体的な事業や夢等を描けていなかったことです。何々がしたい、というものが無く、それ故表現するのがかなり難しかったんです。
強く印象に残っているのが、ある会社の面接内で「10年後20年後したいこと」を問われたときに、本当に何がしたいか思い浮かばなかった瞬間です。そこまで細かく設定しなければならないのかとさえ思っていました。
ただその反省ではないですけど、以前に比べると少し考えるようになりました。当時答えた内容を詳しくは覚えていないんですけど…でも「仕事をできる人間になりたい」といった、思ってもいない、口から出まかせみたいなことしか言えなかったことを振り返ると、真剣に熟考しておくべきだったなという反省はあります。

ちなみに今はどうですか?

今もないです(笑)先ほどの話の延長線上になるんですが、あるイベントでたまたまお会いした人事の話がすごく印象的で、「自分の将来やりたいことがない」と相談してみると、『プランドハプンスタンス 』(※)というのを言われたんです。
計画された偶発性、というものでキャリアは自分の思い描いていたものとは違ってくるものでそれは運命的な出会いなどで変わってくるもの。案外思ったのとは違う方向にいく、という内容です。
その方がこの言葉を教えてくれて、「君はまだ働いたことないんだから、明確に定めることに注力するよりも今の目の前にあることを全力で頑張って、チャンスを掴むことができたら、それが自身にとって最善のキャリアとなるのではないか」と付け加えてくれたんです。
人生なんてそういうものだな、と。同時にそんな考えでもいいのか、という形で納得できました。
今でも、僕のキャリアの考え方は「プランドハプンスタンス」です。あの日もしお話しした方と出会っていなければ、また相談を持ち掛けていなかったら、今も悩み続けていたかもしれません。

※『プランドハプンスタンス』…「計画された偶発性」理論のこと。スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提唱したキャリア論である。キャリアは偶然の出来事、予期せぬ出来事に対し、最善を尽くし対応することを積み重ねることで形成されるというもの。(参照:コトバンク)

まずは目の前のことに

将来やりたいことは何でしょうか?

これも繰り返しになるのですが、将来の目標を設定することは大事だけど、必ずそれに向けてやらなきゃいけないというものではなく、目の前のことに全力で取り組んでいれば、予期せぬ偶然もチャンスとなる、つまりやりたいことは常に変化するものだと思っています。
仕事を全力でこなしていればまたやりたいことなどが芽生えてくるというものだと思うので、なので強いて言えば、何かやりたいと思ったその時に飛び込めるような実力や環境を身につけていきたいです。

最後に後輩へのメッセージをお願いします!

二つあります。
まず一つ目が、何度も述べていた『一次情報』は大切、です。上記の考えに至ったのもすべて一次情報を大事にした結果、得ることができたものだと思います。ネットや本だけに頼らず、是非、足を動かしてナマの情報に触れる機会を持ってください。

もう一つ、就活していて印象に残ったのがあるITベンチャーの社長の話で、「アイカンパニの意識を持つように」(自分株式会社)という意識。自分=会社という意識を就活生は持って、対外的に自分を説明したり自分の特性などを話したりできるようにする。よくわからない、不透明な会社が信頼されないのと同じで、相手から見て分がどういうものかわかるようにする意識を持つ必要がある。つまり、等身大の自分を素直に出すということが、自分の持つ能力を誇張するよりも、信頼されるということです。

自身の体験記が少しでも就活生の役に立てれば幸いです。就職活動、頑張ってくださいね!

(文・写真 今矢敦士)


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