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内定者インタビュー
内定者インタビュー

テニスで学んだ、人への思い

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小田紘生 Hiroki Oda
大学
神戸大学
内定先
株式会社リクルートジョブズ
プロフィール
株式会社アイタンクジャパン関西支社 キャリアバイト事業部での法人営業

留学ファーストで動いていたが…

就活を始めてから承諾までどのような就活をしていましたか?

時系列では順序がおかしくなりますが、僕は当初からドイツ留学に行きたいと考えていました。したがって、留学行くことを基準としての就職活動という形をとっていました。

テニスサークルを引退した3回生の11月から就活を始めました。当初は4回生の9月からドイツに留学に行って、1年遅れて留学から帰った5回生の夏から就活に本腰を入れる計画で動いていました。なので、最初の就活の目的は、内定獲得ではなく、業界理解・企業理解・職種理解という「知る」に大きな目的を置いていました。


・3回生11月~3月初旬:様々な業界のインターンシップに7社参加、また1対1or少人数でで企業の採用担当者と話せるようなイベントにも積極的に参加しました。同時期にエンカレッジ神戸やリンクアイなどのメンターさんと話すことで、自己分析も進めていきました。自己分析の結果から、後述の会社選びの軸を徐々に言語化していってました。
・3回生3月末:設定した会社選びの軸やその他の経験から、キャリア教育に興味を抱き、人材業界に絞って様々な企業と接点を持ち始めました。
・4回生4月~:8月に留学に行く予定だったので、今まで学んだことを実践的に生かす目的を持ちながら長期インターンをやることにしました。株式会社アイタンクジャパンで営業の長期インターンシップです。その中で人材業界における働き方について学び、様々な企業理解や職種理解を促進させていきました。4月からは一般的な就職活動は一切中断(解禁時にエントリーすらせず)、長期インターンシップに専念しました。
・4回生4~6月:冒頭の短期インターンシップを通じて接点を持っていた企業数社から内定を頂き、留学と就職を天秤にかけて大いに迷い、悩み苦しんでいました。そんな矢先に実家の事情が急変し、親が体調面で崩れた影響で留学は断念してほしい、という旨を伝えられたんです。金銭的な問題などから留学を辞退せざるを得なくなったんです。そこから最終的に自分の心が納得できる就活を完遂するために多くの社会人の方と話をさせて頂き、納得感を持って現在の内定先の企業に内定承諾を致しました。

留学に関しては受け入れ先も含めて、すべて決まっていて、あとは行くだけっていう状況だけでした。5回生の夏に帰ってきて、そこから自分で全部賄っていくという状況を考えたら、17卒で就職して親を早く安心させてあげたいと思ったので、留学辞退という決断に至りました。

なぜ留学に行こうと?

根源的なルーツは僕自身の名前にあると思っています。
『ひろき』という名前なのですが『広い世界で生きて欲しい』という思いが込められた名前を両親から授かり、幼いころからなんとなくそれを意識していました。
つまり限られた狭い世界の価値観のみに傾倒するのではなく、いろんな価値観を知ってその中から自分のやりたいことを探すという形で意思決定を行うようにしていました。
それがまた、就活中の軸にも繋がっていて、当初はキャリア教育をやりたいと思っていたんですが、その分野で特化するよりも、幅広い知見をつけてから挑んだ方が自分は勿論、提供する相手にも多くの可能性を与えられるんじゃないかなと思ったんです。

留学への動機にはこれが関係していて、日本だけの働き方しか知らない状況は自分にとってマイナスしかない、と思ったんです。世界の中で見ると、日本は一つの国に過ぎないので、他の国の働き方や価値観を知ってこそ、そこから可能性を広げる意味も出てくるのではないかなと。それで留学に対して強い思いを抱いていました。

ちなみに学部は?

経営です。元々教育や心理などの分野に興味があって、教育学部に当初は行こうと考えていました。
ただ、高3の時に色々迷って、僕は「教育に対する興味」よりも「人間に対する興味」に関心があるんじゃないかなと思い始めたんです。
当時はぼんやりとしか知らなかったですけど、大半の大人のサラリーマンとして働くじゃないですか?
だから、学校教育という限定された範囲においてのみに専門領域を絞るのではなく、会社の中での人、という学問分野にフォーカスしてみたいとなんとなく思ったので、今の大学・学部を選びました。

印象的だったインターンはありましたか?

就活初めに参加して、自分の無力さを認識できたサイバーエージェントのインターンです。
4人のチーム内で2人もドラフト選抜されるくらいハイレベルな環境だったんです。GDのやり方などが全然わからなくての中で挑んだので、その他の学生が持つ様々な部分でのレベルの高さ、(知識の吸収量や、アウトプットの綺麗さなど)が一枚も二枚も上手で会話すら参加できなかったんです。同じ学生なのかと思ってしまったくらいで、周囲とのレベルの差をすごく感じて、今までなんだかんだうまくやってこれた人生と比較すると、ただ『できない』という経験をさせられたのが衝撃でした。
でもここで、「のんびりしていられない」という危機感を植え付けられ、それ以降の自分の意識を強みの発揮などに特化してやらなきゃいけない、と気づけたのは本当に良かったです。

テニスの経験を基に

どういった会社選びの軸を設定していましたか?

『人の可能性を引き出し、自分の可能性を高めることのできる会社』です。

少し冗長になるのですが、僕が会社選びの軸を設定したプロセスを時系列で語ります。

僕が学生時代に一番頑張ったことは、所属するテニスサークルでのテニスアドバイザーの活動です。

僕の入っていたテニスサークルは、サークルのわりに体育会並みに礼儀を重んじたり、熱心にテニスに取り組んでいるサークルでした。

本当に3年間頑張りぬくのが本当に大変なサークルだったので、3年間サークルにコミットしてくれそうな後輩をサークルの入団段階で選抜する仕組みを採用しています。なので基本的には、入団してくれた後輩はほとんどの人が途中で辞めずに最後までサークル活動にコミットしてくれます。

とはいえ途中で辞めちゃう人もやっぱり毎年何人かいるわけです。そしてサークルを脱退する人の脱退理由の中で最も大きなものは、「テニスが楽しくない」というものです。

テニス経験者なのに大学で思った様に上達していかない人や、大学からテニス始めたりした人にとって、サークルらしからぬ厳しい環境下でテニスにコミットを求められる状況は、周囲とのレベルの差を感じる部分もあって、「つらい」らしいです。

そのように感じている後輩がテニスを楽しめるようになったら、サークルがつらくなって辞める人も減るのではないか、と心からそこを考えました。自分は先輩からテニスの楽しさや技術を沢山教えてもらえたから、中々試合に勝てなくてもテニスやサークルが嫌いになる事はありませんでした。今度はそれを後輩たちに自分が還元する番だと思い、後輩たちにテニスを教えたりサークルの練習メニューを作る、テニスアドバイザーの活動にフルコミットすることが出来たんです。

そして、3年間テニスアドバイザーの活動を頑張りぬいた中で、特に印象的だったシーンがあります。

テニスを頑張っているのに中々上達しないことを悩んでいる後輩がいて…その子から「練習しているのにテニスが上達しなくて、テニスやサークルを楽しいと思えなくて辛い」と相談を受けたことがありました。

僕はその後輩に対して、自分もテニスが上達せずにしんどかった時期があること、人には色々な成長曲線があって最初から上達する人もいれば、上達に時間がかかる人もいること、など沢山の話をしました。

そしてその後輩が僕のサークル引退の時にかけてくれた言葉がすごく印象的で、今でも僕の心に残っています。

その子は「あの時に励ましの言葉を頂いたから、今までテニスを続けてこられている。今はテニスが少しづつ上達しているのでサークルに行くのが楽しい」と僕に言ってくれました。

自分が他人から教えてもらってきたテニスの楽しさを、最後に自分が後輩に伝えられたことが嬉しくて、その瞬間が僕の人生で1番感動した瞬間でもありました。

これが自分のやりたかったことであり、これからもやっていきたい「人の可能性を引き出す」という部分なんです。

サークルを離れたら、これから自分が活躍するフィールドは会社であり、社会です。

そして、サークルの中でテニスを楽しいと感じられなかったらサークルに行くのが楽しくないと感じてしまうように、社会に出て自分の仕事が楽しいと感じられなかったら、きっと社会人人生は辛いものになるでしょう。

社会に出たらまずは、自分が社会人として自分が関わる業界や職種についての専門性を深めることによって「自分の可能性を高め」たい。そしてその上で、仕事に就きたくても就けない人や今の仕事を本当に辛いと感じている人の可能性を、市場原理を通じて高められるような人材になりたい、という中期的なキャリアパスの基で軸を設定しました。

見えるキャリアパスの中で

どういう思いで今の内定先に決めましたか?

「人の可能性を引き出し、自分の可能性を高めることのできる会社」という会社選びの軸に対して、心からの納得感を得ることが出来たので、リクルートジョブズを選ばせて頂きました。

数社頂いた中で、いったん留学行く予定だったので、お断りしたことがあったんですが、そのあとに残っていた会社で今のリクルートジョブズにお世話になると決めました。ただ、内定辞退した会社は本当に良かったんです。しかし、人の可能性は広げられても、自分の可能性が果たして広げられるのかと考えた時に、会社が若いこともあって前例がなく、ここで働いてのイメージ像が浮かびにくかったんです。学生との面談を通してって所は良かったんですけれど、その分野限定での可能性のみになってしまうという危惧があったのは今更の本音です。
その点、内定先は受動的な観点で言うと「学ばせてもらえる環境」ですし、能動的にも「自分のことを考えたうえでキャリアパスを描ける」という点が決め手になりました。たとえ、最初他の職種になっても、最終的なキャリアパスが見えているので会社を信頼してやっていけるという思いがありました。

二軸をいかに両輪として回せるか。決め手はそこでしたね。

集中してやるべきことに特化した

学生時代に注力していたことを教えてください。

学部の留学プログラムの活動、英語の勉強、HRのゼミでの活動、短期・長期インターンシップなど様々な事に取り組みましたが、1番心血を注いで頑張ったと胸を張って言えるのは、所属するテニスサークルでのテニスアドバイザーとしての活動です。

サークル活動で物理的に時間を取られながら、同時に飲食店で働きながら集団塾の講師もして、そこからゼミや英語の勉強の時間を捻出しました。コンスタントに勉強して成長したか、と考えると疑問府がつきます。心血を注げたわけではないけど、睡眠時間を削りながらもやりました。家で勉強ができないので、1日にやるタスクを決めてそれが終わるまでは家に帰らないと決めて集中して時間を決めてやっていました。他にもインターンも含めて活動していましたが、最たるものはテニスアドバイザーだと言えます。人生の中でも大きなものとして認識しています。

ゼミではどのようなことを学ばれていたのですか?

人材系のゼミです。経営の観点で、モチベーション論や組織設計などを学んでいました。

サークルや留学準備に時間を取られすぎて活動全てにフルコミットできた訳ではないのですが、ゼミで学んだ「学術的な実践知」はサークル活動や今インターン生として働いているアイタンクジャパンの仕事に活かされていると実感しています。

就活全体を通して意識していたことがあれば教えてください。

自分の考えたこと、やってきたことの1つ1つに対して、「なぜ?」を突き詰めて考えました。

また、重大な決断は、客観的な自分にとってのメリットデメリットを天秤にかけて比較するような方法で行わず、自分の心ととことん対話して正直な自分の気持ちを発見するようにしました。

自分の思いや行動のルーツが明確な人は、1つ1つの発言に重みがあり、信念があり、説得力があります。

就活は、自分の人生の中で重大な選択行為の1つだったので、出来るだけ自分の原点に立ち返ってから明確な想いの元行動することを心がけていました。

元々やっていたんですか?

自分の考えたこと、やってきたことの1つ1つに対して、「なぜ?」を突き詰めて考える、という部分は無意識にやっていました。

というのは、私の母がすごく感情的に会話を盛り立てる人で、例えば僕の進路の相談などの大事な話でもものすごい物量の感情をストレートに僕にぶつけてくるんですよね(笑)

そのようなタイプの母に自分の考えを伝える為には、自分も感情的になって言い合いをするのではなく、落ち着いて順序立てて自分のことを話さないといけないなぁ...って(笑)

そんな環境下で育ってきたので、無意識にそういうクセがついていたのかもしれませんね。

どういうキャリアパスを描くべきか

就活において悩んだり辛かったりしたことがあれば教えてください。

留学or就職、また就職するとしたらどの会社を選ぶか、という部分で一番悩み苦しみました。 自分の将来なりたい姿に対して、20代前半でどのような時間の使い方をするのが良いのか、という複数の選択肢があり、その中から1つの道を選び取る過程が最もつらかったです。 留学という当初思い描いていた選択肢を選ぶことが、家庭の事情で不可能になったのも本当に急な出来事だったので、その前後は大いに混乱しました。

また、20代前半のキャリアの選ぶ過程についても時間をかけて悩みました。
これまで、その時々で自分の可能性を広げるという選択肢を取ってきました。すごくどのパスが最適なのかを考えながらです。自分には将来やりたいキャリア教育があって、そこへのパスをどんなふうに取るのかはどうすればいいのか。
実際今も悩みが解決した訳ではないんです。具体的なパスは見えていません。まだ一点集中したくないという考えでできるだけ広げたいと心の中では思っているんで、まず最低限の就職というスタートラインに立ちながら、職種含めていろんな可能性がある会社で目の前のことにかかわることで、なにかしら自分の考えと線で結びつく時期が来ると思っています。
なので、今できる目の前のことをこなしながら、来る時期に向けて準備していきたいと思っています。

今後キャリアを通して実現したいことを教えてください。

キャリアの前半では「企業と人の可能性を引き出し、自分の可能性を高める」という初志を貫徹したいです。
私が活躍したいフィールドは人材業界です。人材業界に属する企業が取り組んでいる活動は、方法は違えど、極論すれば企業と人を「つなぐ」営みです。そして、人材業界に属する企業がビジネスモデルとしてお金を頂くのは、大半が企業側からです。企業からお金を頂くことができないと、人材業界は成り立たないし、直接お金を頂くわけではないユーザー=人の幸せや成長に寄与できなくなった瞬間に、人材業界の存在意義は揺らぎます。ステークホルダーとして関わる企業と人の、双方の幸せや成長の為に奔走しながら、自社の拡大のために企業からの収益を最大化させる。この「ロマン」と「そろばん」のバランス感覚を養いながら、個人としての自分自身も成長し、多くのステークホルダーに対して価値を提供できる存在になっていきたいです。

最後に何か読者にメッセージをお願いいたします!

「就職にはいいイメージがない人も多いかもしれないけど、社会を覗いてみると、本当に楽しんで仕事してる人って意外といっぱいいるんだよ」って事を伝えたいです。

社会人として働く期間って40年位あるじゃないですか?それだけ長い期間なので、仕事を苦痛に感じるよりも、仕事を楽しんだ方が絶対人生豊かになるなって思います。
僕は長期インターンをして、沢山の社会人の人と出会う中でこの考えを持つに至りました。

長期インターンでもOB訪問でも何でもいいのでとにかく沢山のカッコいい社会人の人に会って、自分が楽しんで働けるだろうなって想像することの出来る、そんな会社を見つけることのできる就職活動を後輩の皆さんには成し遂げて欲しいです。


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