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内定者インタビュー
内定者インタビュー

車への想いに、走り続けた就活。

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加藤 雄大 kato yudai
大学
神戸大学
内定先
Honda(本田技研工業)
プロフィール
起業家精神育成ゼミナール

車という切り口から、日本がもっと元気になると信じています

辛い時も、嬉しい時も、そばにいたのは車でした。

内定先がHondaとのことですが、やはり車がお好きなのですか?

そうですね。幼少期からずっとモータースポーツに触れてきたこともあって、物心ついた時から常に車がそばにいたんです。

だから就活の時も、自分から車を切り離して考えることが出来なくて。それはもう車に人生の半分をもっていかれていましたし、大学でバイクに出会って残りの半分もっていかれていましたからね(笑)。

そこまで想う、車の魅力とは何なのですか?

車って、自分に合わせてくれるんですよね。へこんだ時は一人きりになれる、ちょっといい感じの時は二人きりに、友達とわいわいしたい時もその空間を作ってくれる存在で。

僕に辛いことがあった時も、嬉しいことがあった時も、『俺はわかってるよ』と言っている気がするんです(笑)。

それに自分だけでは行けないところへ連れて行ってくれる存在で、自分の生活をすべて受け入れてくれているように感じたんですよね。

車をそういう視点で考えるとすごく新鮮でした。車の存在意義を考えさせられます。

これは本当に好きだからかもしれませんが、可能性を秘めている存在だと思うんです、車というのは。

仕事に疲れていても、お得意先に怒られる時でも、車が支えてくれているというか。ちょっとでも多くの人の車に乗っている時間がプラスのものになれば嬉しいな、と思うんです。

そうすれば、日本が車に溢れている社会だからこそ、車という切り口から日本はもっと元気になるんじゃないかと感じているんです。そこにまた自分自身がこれだけ車を好きだからこそ、使命感と自負がありました。それが自動車メーカーに興味をもったキッカケでしたね。

販売という提案者ではなく、ものづくりという決定者になりたい

これだけ車が好きだからこそ、責任感と自負がある。

いま日本では若者の車離れと言われていますが、そのことについて思うこともあるのですか?

僕にしてみると車離れも疑問なんです。自分の周りでも『車に興味はあるけど運転するのが怖い』『車種がありすぎて分からない』という人が多くて、若者はそもそも車に興味がないわけではないじゃないかと。

僕はむしろ、メーカーの方が若者から離れている気がするんです。若者は車離れしている、ターゲットではない、そうした言い訳で『そんなにおもしろい車を作らなくてもいい』と、当たり障りのないラインの車ばかり作っているように感じるんです。だからメーカーにも半分以上の責任があると思うんですよね。

車に関わる仕事といえばメーカーだけでなくディーラーや中古車販売もありますよね。

僕も就活中、中古車販売サービスの方にも興味を持っていました。というのも僕の周囲が自動車メーカー勤務の人が多いので、自動車メーカーの限界をよく耳にしていたんです。『作りたい車は作れない』とか、『メーカーには限界がある』とか……。

その中で、お客さんエンドユーザーと直接関われる魅力があるのが中古車販売サービス業だと思ったんですよね。

特に僕が迷っていた会社さんの、"カーライフを売る"という考え方がすごく好きだったんです。車を買うことはその人の人生に関わることで、車と過ごすその人生を良くしたいと思っていたからこそ、ひとつのライフイベントとして車の購入を捉えていた、その企業の考え方にすごく共感したんです。

それでもメーカーにした理由は何だったのですか?

それは、主体者になれるということ。メーカーあってこその中古車販売ですし、自動車に関する最終的な決定をできるのはメーカーだったんです。

世の中では『若者の心を惹く車が作れない』と言われていますが、仲介業ではエンドユーザーに触れることはできても、提案者にしかなれないんですよね。最終的な決定権はメーカーにある。決定者になれるというのは舵を取れるということ。だからこそ、車の未来を左右する立場で決定をくだしていける魅力があったんです。

車はこうなっていくんだ、車と人はこう関わっていくんだという未来に関われる魅力に、心を惹かれました。

僕の生き方と、会社のあり方が重なりました

誰よりも車の可能性を信じていたい、その熱量が重なる場所で。

自動車メーカーというと様々ありますが、Hondaにした決め手は何だったのでしょうか?

他の自動車メーカーとも迷うことはありましたが、規模が大きすぎて。システムがしっかりしすぎているからこそ、そこに『車が好き』なんていう雑念は仕事を邪魔してしまうと感じたんですよね。

Hondaの場合は、車のコンセプトを決める時も費用やリスクではなく『その車が世の中に出ることで、どんな未来が作れるのか考えろ』という思考なんです。それに海外赴任の時も、英語力ではなく、より強い"Hondaスピリット"を持っている人が抜擢されるんですよ。それくらい車への愛、Hondaへの愛が見られているんです。

だから僕は、車の未来に対して前のめりで、クルマ魂、Honda魂をもつ人間でありたいと思いました。こういった風土が僕にはぴったりというほど合っていたんですよね。

そんな最高の環境のなかで、僕は誰よりも車の可能性を信じてあげられる人になりたい。

たしかに、Hondaは広告からも車への愛が伝わってきますね。

人の心に働きかけるのが上手なのもHondaの良いところだと思いますね。燃費や値段ではなくて、『車がどうやって未来を見せるのか』ということを直感でできる会社だったんです。

『The Power of Dreams』というHondaの企業コピーがありますが、これも『みんなの夢がいっぱい集まって、それが大きな力になって、未来に進むエンジンになる』という想いが込められているんですよ。

それがまた、やりたいと思ったことに愚直な自分自身の生き方と重なったんですよね。

そうして好きなものを貫いた中で、好きなものを仕事にすることはまた葛藤を生むと思うんですよね。そういった悩みはありませんでしたか?

その葛藤は全くなくて、ごく自然な決断でした。ただひとつ、

『大きな会社だと決定権を持つまで時間がかかるんじゃない?』などと言われますが、気にしていません。

裁量権云々というのは、言い訳にしかすぎないと思うんですよ。だったらそれだけ『早く任せてもらえる人間になろう』とモチベーションが上がりますし、例え陽の当たらない仕事でも、自分がそこで踏ん張ることで車の未来がより良いものになるのなら僕は頑張れるんです。

目の前のことを全力でこなして、会社の想いにも自分の想いにも従って努力してこそ、結果に結びつくものだと思います。それに自分のやりたくない仕事でも、『こっちに来い』と言われるのは、自分が必要とされている証拠だと感じますから。


その時は間違えたと感じても、いくらでも正解にできる

地図がなくてもいいんだ、今の自分を信じるということ。

車への想いに走り続けた、すごく納得のいく就活だったのですね。

不思議なくらい納得感がありますね。内定してから周囲にも『おめでとう』より、『なるほど』って言われます(笑)。今は『加藤雄大といえば車』になっていますが、『車と言えば加藤雄大』と言われるようになりたいですね。

僕、就活も車から学んだことが沢山あったんです。僕はツーリングやドライブも思いつきで行っちゃうタイプで、ナビや地図も見ずに道路標識と勘だけで進んじゃうんですよ(笑)。

もちろん、そうするといっぱい迷うんですよね。正直怖い時もありますが、それでいいなと思っているんです。

それでいいな、とは?

例えば道がふたつに分かれていて、正しい道は左だとします。地図を持っている人は左に行くものですが、僕は何も持っていないから間違って右に行っちゃうわけですよ。

その先が行き止まりや崖でも、一見間違いだったとしても、もしそこの景色がめちゃくちゃ奇麗だったら、僕は絶対みんなに自慢します。

『右の道には奇麗な景色が広がっていたんだよ!』と誰かに話したら、それは正解になりますよね。迷った瞬間は失敗かもしれないけれど、右の景色を語れることは地図を見ている人には出せない自分だけの価値じゃないですか。

これは就活にもいえることで、今の自分の選択を信じることが大切だと思うんですよ。『業界の将来性』だとか『この会社がどうなるか』なんて、誰にも分からない。後からどうにでも正解にできるんですから。

なるほど。これからの就活生にもすごく良いアドバイスになると思います!

今の自分の選択ももちろんですが、過去も信じてほしいと思うんです。過去に自信がない人が多いんですよね。大学で活動的でなかったとか、話すネタがないとか、けれどもそういうところではなくて。

経験には幅と深さという2つの要素があります。幅という部分ではやってきたことの数や珍しさかもしれませんが、どれだけ多くのことを学んだかという深さで勝負できるんですよ。だから自分の過去を認めてあげて、一つ一つに意味をつけてあげる。今の自分という存在は、過去の総体ですから。

不安定でグラグラしたハシゴの上では、大きな未来なんて描けません。人を測るモノサシではなくて、自分だけの、自分を最大限大きく見せられるモノサシを見つけてほしいと思います。

【文・インタビュー:みやけよう

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