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就活生がビズリーチの採用担当者に聞きたいことを聞いてみた

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澤田千紘 篠原蘭子 sawada chihiro sinohara ranko
部署
人事部
経歴

人材ビジネスに切り込む、インターネットカンパニー

「日本特有のビジネスモデルを変革し、新しい働き方を創る」

人材事業を展開しているイメージが強いのですが、人材も様々ありますよね。ビズリーチの事業で大きな特徴を教えてください。

他の人材ビジネスが扱う媒体は、求職者はお金を払いません。ビズリーチでは日本で唯一求職者からもお金をいただくビジネスモデルになっています。

雑誌の購読料と似ていて、忙しいビジネスパーソンに代わってビズリーチが情報収集し、厳選した選択肢を多く提供しています。求職者は多くの企業情報から自分に合う企業を選択でき、企業は多くの求職者情報から自分たちの会社に合う人を自分たちの手で探すことができる、そんなデータベースを提供しています。

ビズリーチの事業は、求職者と採用したい企業が直接出会うことができる、いわゆる"プラットフォーム"をウェブ上で提供しています。

他の人材ビジネスとは違うイメージを受けますね。ビズリーチの社員が直接求職者と面接するようなことはないのですか?

そうですね。面接することはありません。求職者も企業も、自分たちで情報の中から検索して直接アプローチできる場を作ること、それが私たちの仕事です。

なによりビズリーチは"インターネットカンパニー"なんです。代表が起業する前に転職活動をする中で「今の人材ビジネスの仕組みが本質的ではない」と思い、自分でビジネスモデルを変えようと始めたのがビズリーチです。たまたま見つけた課題が人材だったから人材でスタートしたのです。

そのため、人材業界だけではなく、今年1月には、教育業界にも参入し、「zuknow」(ズノウ)という学習アプリもリリースしました。

今は人材を扱っているということなのですね。代表が感じたという「人材ビジネスの違和感」とは何ですか?

今の日本の中途採用市場では、求職者と採用したい企業が直接出会えない状態なのです。人材紹介のビジネスモデルは、求職者からお金を貰っていない分企業からお金を貰っています。その額は企業によって異なっていますが、紹介した人の年収の30~35%が紹介会社の報酬になります。そのため、人材紹介会社からすると、成功報酬をたくさん払ってくれるところに優秀な人を送り込んだ方が収益が高くなります。

となると、優秀な人には年収が高い大企業や有名企業を紹介するケースが多くなります。でも、中には、年収が低くてもやりがいを感じてベンチャー企業に行きたい人もいますよね。そういう求職者にとって紹介されない企業があって、年収があまり高くない企業や知名度が高くない企業からするとほしい人材が紹介されないということがよくあります。

一方で人材業界を志望する人はとてもホスピタリティが高くて、「求職者へ価値を提供したい」と思っている人が多いからこそ、人材紹介のビジネスモデルを知って疑問を感じる人も多いようです。もちろん、きちんと求職者の最善のキャリアを考えてマッチングしてくれる人材紹介会社も多くいるのですが、日本特有のビジネスモデル上、求職者と企業の間にブラックボックスができてしまっているんです。

日本特有ということは、海外では違うのですか?

そうなんです。海外の人材ビジネスでは、基本的に中途採用は人材紹介を使わず、求職者と企業が直接やりとりできます。社内にリクルーターと呼ばれる人がいて、自分たちで優秀な人の情報を集めて直接アプローチする"ダイレクトリクルーティング"、つまりは"攻めの採用"が一般的です。

この仕組みの方が求職者と企業に可能性と選択肢を最大限提供できるのに、何故か日本には根付いていないことに疑問を抱いて、「この考え方自体をサービスと一緒に根付かせたい」というのがビズリーチの想いです。

採用革命を起こすことで、日本の企業と日本人の働き方を変え、日本を元気にすることが私たちのミッションです。

就活生の"もったいない"ところ

それは信念、それとも固執?食わず嫌いは良くない。

そのような事業を展開する中で、どういった新卒を欲しているのですか?

一緒に働きたい人の人物像は3つしか見ていません。

人の意見を受け入れ、まずはやってみる姿勢が成長に繋がる「素直さ」。人に意見をもらって実行に移すタイムロスがなければないほど良いからこその「行動力」。そして営業の仕事はお客様とコミュニケーションをとるものですから、相手が何を考え、相手の意図をちゃんと理解しながら気持ちよくコミュニケーションをとれる、という意味の「地頭のよさ」です。

ビズリーチにはいろいろなタイプの人がいてほしいと思っているので、限定せずにさまざまな採用活動をしています。

どこの会社でも「就活生に求めるものは素直さだ」と言いますよね…。

それは「教える人がどんな人に教えたいか」ということと同じで、部活の先輩・後輩と似ています。

自分の意見に固執して人の意見を聞かない後輩より、とりあえず「わかりました!」と素直に行動できる子が絶対成長が速いですし、先輩からも「もっと何かしてあげたいな」と思いますよね?それは社会人になっても同じですし、だからこそ素直さは大事なんですよね。

もちろん、信念があることはとても大事ですよ。けれども信念があることと、素直だということは違うと私は思っています。何かをやってみて合っていなかったら「合っていませんでした」で良いわけですし、やらないと信念に合うかなんて分からないですから。「食わず嫌いは良くない」ということです。

こだわりが強い人って多いものですよね。就活生でもこだわり通す人もいますし、そこに対して思うことはありますか?

結局受からなかったら信念を曲げなければいけないかもしれないですね、いつかどこかで。それなら早い段階で選択肢があるうちに行動すれば本質的な信念が見つかるかもしれないのに、もったいないなあと私は思います。

例えば、"今の段階から業界を絞ってしまうこと"は非常に怖い判断だと思っています。それぞれの業界に良さがあるのに、「この業界が良いです!」と他の業界をまったく見ないのはすごくもったいない。というのも、就活の期間くらいしか会社の実情を素直に話してもらえる機会は無くて、社会人になると、本音で話が聞く機会は少なくなるからです。今なら"学生だから"質問できるのに、変にこだわりを持つことでチャンスを全て捨てているということです。

様々な業界を見ても違うと思ったら行かなければ良いですし、いろいろな人の価値観を知ることは自分の成長の幅を広げると私は思います。そういう経験を積んでほしいですね。

ビズリーチに出会ってくれたからこそ、納得感のある就活をしてほしい

愛の説教、やってます。

人事さんというよりも、本当にメンターのような立ち位置で寄り添ってくださる印象を受けました。

それは私自身のコアが教育にあって、ずっと先生になるつもりだったからです。誰かにものを教えたり、自分と違う価値観を見せることが好きで、そういう視点だから余計に『こうすればいいの』と思ってしまうんですよね。

だから就活生に説教しちゃうんですよ…。せっかく関わった人だからこそ、ビズリーチに興味をもって会いにきてくれたからこそ、ビズリーチに入らなくても納得感のある就活をしてほしいと強く思っているんです。

それはビズリーチと関わってくれたからこそ見てあげたいという気持ちなんですね。出会った中で「できてないなあ」と思った学生像はどういう人でしたか?

相談したいと言ってきても、そもそも自己分析もできていなくて方法を教えてほしい、という人はいましたね。その人の中にしか、やりたいこともキッカケになりうることもないわけですから、それではこちらとしても意味のあるアドバイスができないなあと感じました。

それに今自分で出来なければ、社会人になっても苦労します。人に教えてもらったことって、定着しないと私は考えています。みんながみんなゼロから教えてくれるわけがないですし、「こういう風に考えているのですが、どうですか?」というように、意見をもった上で質問をしないと、自分の成長に何も繋がらないんです。

自分で苦しんだ中で得たことがエッセンスになり、成長できるのではないかと。だから、ちょっとは苦しまないといけませんよね。

社会人7年間を人材系で働いてきたからこそ、その視点から見て15新卒のイメージはどうですか?

会う学生さんの傾向からたまたまかもしれませんが、わりとのんびりしているイメージはありますよ。

「なんとかなる」と思っている印象は受ける学生もいます。そう思っている子と、早くからどんどん動いていて自分の人生を考えて内定取っている子と、自分の人生に対しての顕著な二極化は見られると思います。結局それは、情報量の差もあるのではないでしょうか。特に周りや先輩から情報を貰えると、就活にも熱心で早く動けます。

自分から情報を取りにいかないと、甘んじた人生設計になるかもしれないと私は思っています。

新卒は戦力外なんですよ

何も知らなくていい、それが会社を良くしていく。

人事の視点から見て、「こういう人には来てほしくない」と思う人はいますか?

あまり考えたことないですね(笑)。でも、何でも自分でできると思う人は向いていないかもしれません。例えるなら部活のように、"自分の範囲ではできない大きなことをみんなで成し遂げること"が仕事だと思います。

ビズリーチでは仲間を大切にしていて、今の仲間とならできると思う人が集まっているわけですから。自分のできるところではチカラを発揮して、他のところは周りに「助けて」「任せた」と上手に言って、みんなの力を借りながら大きなことを成し遂げることが良いですよね。

私は自分で全部やりたいのだったら自分でどうぞ、と思ってしまいます。

まさに部活のような感覚ですね。

人にはいろいろな役割がある、と思います。

中途採用でいうと、ある程度自分ができることを分かって評価して入ってもらう。一方新卒は、自分が何ができるかをいい意味で分かっていない。そういう真っ白な状態だからこそ、周りの人に判断してもらうことが大事ですよね。

だから、何も知らなくていい。食わず嫌いせずに仕事をこなす中で自分の強みを見つけていってほしいですよね。

何も知らないことが、新卒であるからこそできることなんですね。

というのも代表がある講演で「新卒は戦力外」という発言したことがあるんですよ(笑)。こう表現していることにも理由があって、ひとつは、世の中で活躍している人は基本的に大手で教育されている人で、社会人基礎力がないと飛躍できないという事実があるから。

そして、新卒は未知数であり、いろいろなことに興味をもってチャレンジしている段階だからこそ、様々なチャンスをものにして"自分のやれることを増やしていく時期"だからです。それであえて"新卒は戦力外"と表現したのです。

「3年間は利益を出す人でなくていいから、基礎を実に付けてそれから成果を出してくれればいいよ」というメッセージなのです。

新卒は戦力外って、キャッチーすぎますね(笑)。

それを見て「なんだこの会社は?」と思って見に来てくれたり、逆に遠ざかったり、そこである意味スクリーニングがかかってはいますよね。

それでも前のめりで気になってくれることが嬉しいですし、真正面に受け取ることが正ではなくて、「この言葉の裏には何があるんだろう』「相手が何を考えているんだろう」と思うことも、コミュニケーションの中で重要なポイントだと思います。

人って、思ったままに言葉にできる人は少ないです。時には自分の意図通りではない表現になったり、真意が伝わらないこともあるからこそ、そこで「なんでだろう?」と思って聞けることが大きな能力ですよね。

育てる姿勢は大企業、やっていることは"どベンチャー"

育てられるし育てたい、どの会社でも活躍できるような人になってほしいから。

たしかに、気づくことはとても大事な素養ですよね。

世の中の新規事業は「これってどうしてこんな仕組みなんだろう?」と気づける人が事業を生み出せるわけですから、"気づき力"ってすごく大切なんですよ。まっさらなことよりも、今ある何かの価値観を他の業界に転用して変えていくことで多くの新しいものが生まれています。

たぶんそれは既存の事業でも同じで、もっと良くするにはまっさらな状態で「なんで?」と言えることが大事で、知らないからこそ言えることがたくさんある、それを指摘できることが新卒の仕事の一つだと思います。素直に分からないことは「分からない」と言えることは、いいことなんですよ。

代表も先日の説明会で「新卒の子の未来はこれからだから、新卒を使い捨てにするような働かせ方はしない」と言っていましたし、社員全員そう思っています。新卒採用を始めたのも、ちゃんと育てられるこのタイミングだから。育てられるし育てたい、という思いが強くあります。

そういうところは、いわゆるベンチャーっぽくないかもしれませんね。

そうですね。その点でいうとビズリーチの新卒は「3年で一人前になってくれればいい」と思っています。他社のベンチャーのような「1年目で新規事業やります!」はありません。

というのも、その基礎になる能力を総合職でいうところの営業で身に付けて、きちんとした社会人として、どの会社でも活躍できるような人になってほしいからです。そうやってきちんと基礎ができるようになってから、新規事業などの大きなプロジェクトを任すようにしていますね。だから、新卒には背伸びしすぎるチャンスは与えない。しっかり育て上げます。3年をひとつの区切りとしていますね。「新卒を育てて守っていく」という価値観はふるきよき大手企業の考え方で、でも事業としてやっていることは、どベンチャーです(笑)。

背伸びしすぎるチャンスを与えないのも、新卒に期待して成長を願っているからこそなんですね。

「人材輩出企業になりたい」と代表がよく言っています。いい人材が起業や独立をして、日本や社会を良くしていってほしい、ちゃんとチカラをつけてほしいと思って、新卒は戦力外と言っていますから。今のビズリーチは成長中で課題がたくさんあると思いますし、だからこそ一緒に解決していきたいと思っています。その仕組みができあがっている会社がいいのであれば大手が向いていると思いますし、ビズリーチは組織を創っていく段階だからこそ新卒にできる役割があって、そして育ててあげられる環境だと思いますね。これからの事業も価値観も、15卒の子たちがビズリーチのこれからを創っていく人だからこそ、真正面から採用していきたいと思っています。

【インタビュー・写真:みやけよう】

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